【コラム】韓国、「恋愛しやすい国」から作っていこう
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.09.24 08:09
「一目惚れから始まる恋愛を信じますか--」。十分にありえるというのが神経学者の言葉だ。タイプの相手と出会った瞬間、私たちの脳の各部分はすぐに緊密な相互作用に突入するという。そしてわずか0.2秒後にドーパミン・オキシトシン・バソプレッシン・アドレナリンなど恋心を呼び起こすあらゆる化学物質やホルモンを湧き上がらせるらしい。fMRI(磁気共鳴機能画像法)で覗いてみると、そのとき脳の様子はまるで麻薬を吸っているときと変わりないというから、どれほど強烈な幸福感を感じているか十分に察することができる。
だが、残念なことに、そのような火花が散るような恋愛は口にすることができないほど、ロマンスとは壁を隔てて生きている若者が周辺にはあふれている。中・壮年層の集まりに行くと、息子や娘が「良心的結婚拒否者」というため息混ざりの告白をたびたび聞くことになる。「草食女」「干物女」を自任しているという娘がいるある人は「男はもちろん女でも構わないし、エイリアンでもいいからどうか一人で老いていかずに、ちょっとくらい誰かと付き合ってほしい」と哀訴までするほどだ。